アメリカンチェリーの試食販売バイト2日間
無事、終えることができました。
おめでと自分!!
私がお客様に食べてもらっていたのは
「味こだわりチェリー」
とか言う、おそらく味にこだわってるチェリー。
隣には、多分そこまで味にこだわってないのであろう
普通のチェリーも売っていた。
無論。
「味こだわり」の方が、断然高いのだ。
私がオススメすべきのは、値段が高い方のチェリー。
私は最初、そんなこと全然知らされてなかった。
渡されたチェリーをガンガン食べてもらい
お客さんはもちろん、どっちのチェリーを食べてるかなんて知る由もなく
(だって私すら知らなかったんだから)
無論、安い方のチェリーを買っていった。
無論、高い「味こだわり」は売れない。
数時間後。果物売り場のオサーンに言われた。
「ごめんねぇ。こだわりチェリー全然売れないねぇ。」
えっ
じゃーなにかい。
私がお客に配ってたチェリーは
私が売らなきゃいけなかったのは
高い方のチェリー(味こだわりね)だったんかい。
はよ言えやーーー
ぁちゃーと思いつつ。
以降は、試食していただいたお客様には
食べてもらったチェリーがどのチェリーなのかを
入念に説明した。
「今試食していただいたチェリーはこちらの味こだわりチェリーになります。」
ぁーぁ。
おいしいチェリーを食べてもらって、みなさんには
違うチェリーを売ってたのか。
詐欺じゃん。
ていうか、私けっこうがんばってんのに
売らなきゃいけないチェリーとは別の商品を売ることの
手助けばっかしてたのか。
チクショ。
そして気づいた。お客様心理?
私「今試食していただいたのは、こちらのチェリーなんですよ。」
お客「あら、違うの?」
私「はい。」
アピール?「あちらのチェリーより値段が張る分、こちらのチェリーは名前の通り、味にこだわっていておいしいんです。上質なんです。」
アピール?「こちらのチェリーは味にこだわってるんですけどその分、値段が張るんですよ。あちらのチェリーは安くて量も多いですし、お買い得なんですよね^^;」
?と?の違い。
言ってる内容は同じなんだが、順序が違う。
?はまさに、アピール!!って感じなんだが。
?は、むしろ安い方のアピールをしてるかのようだ。
どっちのアピールが、よりお客様の心をひきつけるかというと・・・
?なのだ。
自分が売りたい方をおとしめる(?)ような言い方。
ライバル商品をたてるような言い方。
こちらの方が、好感を持たれやすいからなのか?
とにかくこれは、不思議。
日本人が好む感覚なのか?
自慢<謙遜(?
などと考えた1日目。
2日目に判明したのだが・・・
↓上のおっさんとは別の上司の言葉
「仕入先は一緒やから、どっちが売れても君には問題ないんだけどね。」
な、なにー!
というわけで、私は高い方も安い方も関係なく
元々、両方売らなきゃならんかったらしい。
果物のおっさんがおかしな勘違いしてたせいで
(「売れなくてごめんねぇ」「気の毒にぃ」と散々あやまられた)
いらん葛藤してしまった。
安い方が売れる度に、心を痛めていた私。
おっさんのあほー。
どっちが売れてもよかったんかーい。
その後もいちおう、詐欺行為はしたくなかったので
(あとから「味違うやんけー」と苦情きても困るし)
(そのせいで悪い印象持つ人がいたら嫌だし)
どっちのチェリーを食べてもらってるかだけは
ちゃんと説明した。
そして、説明を続けると
実際、高い方を選ぶ客がけっこー多い。
確かにアメリカンチェリーなんて、なくても人生に支障ないしな。
食べなきゃ生きていけないわけでもなし。
せっかく買うなら、高くてもおいしいチェリーを、と。
よし!私も将来はそういったマダムになろう・・・
と決意したのでした。(つづく?
コメント