最後に切ったのは・・・
確か2月頃。
普通の女性なら
1〜2ヶ月に1度
美容院に足を運んでるのかな。
忘れもしない、去年の9月2日。
私は1年ぶりに髪を切った。
切る直前まで、私は貞子で落ち武者だった。
ヒキ卒業！
当時は激しく喜んだものだった。
一緒に喜んでくれる人がいて、私は幸せだった。
そしてその約1ヵ月後に
今の彼氏とうちの近所の遊園地に行った。
あの頃は、まさか
今の私たちがこうなっているだなんて
お互い想像もついてなかった。
摂食について、初めて、チラっと話したときでもある。
ほんと、チラっとだけど。
話を戻して。
それから調子を崩すまでに、さほど時間はかからなかった。
調子を崩しきる前に、私は逃げるように鳥取へ。
2度目の1人暮らしは、長くは続かなかった。
そしてまた逃げるように
実家に戻った。
彼に連れて帰ってもらった。
帰っていなければ、今頃どうなってただろう。
あのとき帰っていなくても
きっと私は此処へ戻ってきていただろう。
彼と一緒で本当によかったと思う。
って、話が戻ってない。
なんだかんだで今。
彼が来てくれたり、外に連れ出してくれるから
私はまだ、ヒキのころより（今もヒキだが）だいぶ
人間らしく過ごせてる。
それでも
どうだろう、この生活。この毎日。
いい加減にしなければ。
もうすぐ誕生日。
その前に、大きなお祭りがある。
うちには浴衣がある。
中学のときに買って、以来着てない。
浴衣を着てお祭り・・・そんなことが今のこの私にできるのか。
できるできないではなく
するかしないかの問題。
これは賭けだ。
明日、髪を切りに行く。
そして明後日、下駄などの小物を買いに行く。
明後日が無理ならその次の日、当日でもいい。
そして、浴衣を着て祭りを楽しむ。
髪を切らなくても、浴衣が着れなくても
祭りに行ける・・・かもしれない。
逆も然り。
髪も浴衣も祭りも全てできないかもしれない。
私はまず
「明日、髪を切りに行ける」
←の方に、賭けてみようと思う。
何も恐ろしいことなんてない。
髪を切りに行くことくらい。
完璧ヒキで、数ヶ月間、家から全く出られなかった
あの頃と
今では全然違うのだから。
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