欲望の鍋

2005年9月28日 エッセイ
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 渋い感じの鍋の写真が
 よかったんだが。
 
 
 
 
まだバイト入った日数は、たった4日。
分からない仕事も山ほどある。
・・・っていうのに、人の欲望は果てしないな、と(?

かつてのスーパーレジ打ち経験が、かなり役立っているようで
とにかく最も基本の仕事であるレジが
初日から問題なくできて。
おかげでレジだけは、しっかり任されてる。
失敗しても、内心はかなり「ガ━━Σ(゜Д゜;)━━ン!!!」なのに
表面上はオロオロしてる様子をまるで見せず
「申し訳ない」
「反省してる」
「2度と失敗はしない」
という真剣な表情+毅然とした態度をとることが
上司の目にはイイ感じに映るってことも
かつての様々なバイトで学んで実践してるので
まぁ・・・そんなこんなで
バイト4日目にしては、「しっかりした新人」
みたいなポジションになってる。
他の新人の態度が悪いのも、私のポイントを(ry

メタメタに怒られるようなこともないし
そんな風に怒る人もいないし
何故か最近楽観的で失敗してもあまり自己嫌悪しないので
何度も言うように「今のところ」だけど
このバイトは問題ない。
多分、いける。

という自信を持ち始めました。

すると、新たな野望が生まれるのでした。
こんなバイト、誰でもできる。
私は、私にしかできない仕事がしたい、と。

はえーーーよ!!!!!!!

私にしかできない、私だから任される仕事をするチャンスは
今まで2度あった。
ヤマハでバイトしていたとき、続ければ
「社員」の椅子は確実と言われてた。
しかし、そのときの私に「週6出勤」というのは
あまりに過酷で、3日という短期間で挫折した。
そして、母校とも呼べる「塾」での塾講師の仕事。
あれこそ、ほんと
いろいろあった私だからこそ任された仕事だった。
もちろん「講師」は誰にでもできる仕事ではあるけど
あの場所であれだけの期待を背負い、将来を約束されて・・・
しかし、そこでも私は挫折した。
1日24時間労働くらいの勢いだった。
頑張れるだけ頑張ればいい、無理は強いられていなかったのに
私はその加減ができなかった。
1ヶ月間突っ走るだけ突っ走って、こけて結局、立ち上がれず。

ヤマハも塾も、もったいなかった。ほんと、もったいない。
でも、辞めたことに後悔は、全くない。

ただそれでも、野心は常に自分の中に眠ってる。
調子を崩すと見えなくなってしまうけど
今のこの状態になってみて、改めてそれを確認する。

もっと、もっと、求められたい。
認められたい。そして、求められたい。
必要とされたい。

久々に会った後輩に言われた
何よりも嬉しい言葉。
「しんどいときに会いたくなるのは、夜さんなんです。」
「地元の親友に話すか、夜さんに話すか、って感じなんです。」
私が何よりも元気になる言葉。
私と話すと元気になる
私と話すのが楽しい
結局いつも、このへんが原点になる。
最近知ったけど
私って恐ろしく単純みたいだから、これらを言われると
一瞬で気力回復する。

何より、私こそ、人と話すことが大好きだから。
元気をもらってるのは、むしろ私の方。
その上そんなことまで言われてしまったら
私はうかれっぱなしだ。
言葉はいらないこともある。
ただ一緒にいるだけでもいい。

私に気を使うことなく、私に対して心を許してもらえたら
私はそれが何より嬉しい。

いつか、自分の、そういう場所を持ちたい。
だから精神対話士になりたいし
かなりズレるけど、今のバイトも楽しい。
「ありがとうございます。またお越しくださいませ。」
そう言ってお釣りを渡しながら、私は笑顔でお客の顔を見る。
するとお客は微笑んで「ありがとう」と言ってくれる。
私はますます嬉しくなって、ますます笑顔になる。
そんな些細なやりとりがたまらなく嬉しい。
仕事をテキパキこなせる力の方がきっと大事なんだろうけど
とにかく相手に気持ちよく、心地よくなってほしい。
相手が微笑むと、私はめちゃくちゃ元気になる。
疲れが吹っ飛ぶ。
私が今のバイトを楽しいと思う1番の理由は
そこなんだろう。

ただ、もっともっともっと
求められたい。
「私じゃなくちゃだめ」ってくらい。
何だかひどく子供っぽい野心だけど
こんなこと書いてて、もちろん恥ずかしいのだけれど
そんなことを、よく思う。

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